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日光線(にっこうせん)は、栃木県宇都宮市の宇都宮駅と同県日光市の日光駅を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(地方交通線)である。 == 概要 == 日光線は、栃木県の県庁所在地宇都宮と国際観光都市日光を結ぶ近郊路線で、全区間単線である〔国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』〕。主な利用者層は、日光市今市・鹿沼方面から宇都宮市内に向かう通勤・通学客であり、平日朝ラッシュ時上りの宇都宮行列車は特に鹿沼駅 - 宇都宮駅間で前述の利用者により激しく混雑する。2010年3月13日のダイヤ改正では、2両編成で運用されていた列車の一部が4両編成以上の運用に変更された〔『普通列車編成両数表』Vol.25 2009年12月1日現在(交通新聞社)〕〔『普通列車編成両数表』Vol.26 2010年3月13日現在(交通新聞社)〕。 歴史的には、明治時代の開国とともにその景観の美しさから世界的に知られていた日光にはお雇い外国人を中心とする西洋圏の富裕層が頻繁に訪れるようになり、当線開業間もない1893年(明治26年)には、日本を訪れたオーストリア皇室のフランツ・フェルディナント大公が上野駅 - 日光駅間の日本鉄道を利用して日光を訪問している。 2009年3月からは、日光線開業120周年記念事業の一環として、列車外装に西洋風レトロ調エンブレムを施し、列車内の案内表示には英文・中文・ハングルなどを併記しているほか、駅設備も洋風レトロ調に合わせた装飾とし、英文案内や案内スタッフの配置などにより乗り換え案内を充実させ、日本国外からの観光客を意識した設備が整えられている〔JR日光線が変身中。 - 編集長敬白アーカイブ 2009年3月25日〕。大宮支社では各駅・同社車両内にNikko is Nipponのキャッチフレーズを付して、日光線を走っていた車両(107系電車や、日光形157系電車)の写真を配したポスター・吊り広告を掲示するなど、日本国内からの観光客の誘客にも力が入れられている。週末には日本国内のリゾートホテルの先駆けとなった日光金谷ホテル(当時は金谷カッテージ・イン)や世界遺産の日光東照宮(ほか日光山輪王寺、日光二荒山神社)、奥日光の日光自然博物館などとタイアップして『日光学講座』を開講し、日光線の利用促進を図っている〔えきねっと(JR東日本)|秋の日光・鬼怒川・那須|現地でのお楽しみ ページ(旅どきnet)|奥深い日光を知る!「日光学」講座 - 東日本旅客鉄道〕。 2008年3月15日から、旅客営業規則の定める大都市近郊区間の「東京近郊区間」〔、およびIC乗車カード「Suica」の首都圏エリアに含まれている〔 - 東日本旅客鉄道プレスリリース 2007年12月21日〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日光線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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