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JR東海EF58形電気機関車 : ウィキペディア日本語版
国鉄EF58形電気機関車[いーえふ58がたでんききかんしゃ]

EF58形電気機関車(イーエフ58がたでんききかんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)の旅客直流電気機関車である。
EF58形の半製品を設計変更して就役させた貨物用のEF18形電気機関車(イーエフ18がたでんききかんしゃ)についても本項で詳述する。
== 概要 ==
当初、1946年から1948年にかけて初期型車が製造されたものの、31両が完成したところで諸事情により一旦製造中止となった。
1952年以降、全くの別形式と見なしてよいほどの大改良を経て量産を再開した。以後、初期型車も車体載せ替えを含む仕様統一の改造を受け、1958年まで増備された。のべ製造両数は172両である。
根本的には戦前の鉄道省型電気機関車由来の設計を強化した、旧式システムの機関車ではあったが、1952年以降の改良型は高速運転時の性能に優れ、特急列車の牽引にしばしば用いられた。この改良型は、流線型を取り入れた秀逸で、なおかつ独特のロバストネス(逞しさ)を感じさせる車体フォルム(デザイン)も手伝って、多くの鉄道ファンから「ゴハチ」の通称および愛称で親しまれている。
1950年代から1970年代にかけ、東海道山陽本線高崎上越線、そして東北本線黒磯以南といった主要幹線において、旅客列車牽引の主力として用いられた。末期には、1978年に電化された紀勢本線にも配備された。
1980年代までにほとんどが営業運転から撤退し、動態保存機的な少数の残存機も2000年代末までにほぼ運用を退いた。お召し列車牽引指定機関車として知られる61号機は、故障並びに後継となる特別電車・E655系の登場により保留機となった。
なお、同時期の1947年から1958年まで製造された貨物列車牽引用電気機関車EF15形は、電気機器などの多くをEF58形と共通設計としており、外見は著しく異なるが「兄弟形式」と評されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「国鉄EF58形電気機関車」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 JNR Class EF58 」があります。



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