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JR貨物タキ1200形貨車(JRかもつタキ1200がたかしゃ)は、2010年(平成22年)から2011年(平成23年)にかけて製造された、亜鉛焼鉱専用貨車(タンク車)である。 == 概要 == 金属亜鉛の精錬過程で生成する「亜鉛焼鉱」を輸送する貨車である。 非鉄金属メーカーである東邦亜鉛の小名浜精錬所にて焙焼された「亜鉛精鉱」は粒状の「亜鉛焼鉱」となりこのタキ1200形タンク車に積載される。その後、この亜鉛焼鉱は同社の主力工場である安中精錬所へと運ばれ精錬され、金属亜鉛となる。 タキ1200形は、この両精錬所間の輸送列車(通称「安中貨物」)に使用されてきたタキ15600形の老朽化に伴う後継車として開発された。開発に際しては最高速度を95km/hにすること(タキ15600形は75km/hである)を主眼にしており、基本的な形状や仕様などはタキ15600形を踏襲している。 日本車輌製造が製造を担当。2010年に量産先行車1両(1)が落成し各種試験が行なわれ、2011年3月に量産車19両(2 - 20)がわずかな仕様変更を受けて製造された。全車が東邦亜鉛株式会社所有の私有貨車で、日本貨物鉄道(JR貨物)の車籍を有する。 東日本大震災の影響もあり、量産車の落成後数ヶ月は目立った動きがなかったが、2011年6月25日から26日にかけ、全両数となる20両を1本の編成にまとめての試運転が熊谷貨物ターミナル駅 - 川崎貨物駅間で行われた〔交友社鉄道ファン 2011年10月号参照〕〔交友社 鉄道ファン railf.jp 「タキ1200形20両が試運転」 〕。(営業運転時の組成両数は最大12両の予定である)その後、試運転などを兼ねて定期の精錬所間輸送列車にも組み込まれ、10月頃からタキ15600と混結する形で使用が開始された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「JR貨物タキ1200形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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