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JTCウイン(ジェイティシーウイン)は、ニィス(NIS)が開発・販売する書体およびフォント製品。三宅康文によるデザイン。 == 概要 == かつてはニィス(旧:日本情報科学)が企画・開発し、エセルテジャパン(旧:レトラセットジャパン)が販売。PC-9800シリーズ用の簡易DTPシステム・JG(ツァイト)や、業務用テロップシステム対応の専用フォント製品としてリリースされていた。 デザイン上は濁点や画の込み入った部分の処理などにフリッカーやインターレースなどへの対策が見られ、映像分野での利用を考慮していたことがうかがえる。そうした視認性の高さから、テレビ番組におけるテロップやサインシステム、POPでの使用例が多い。 テレビでのテロップ・CG(キャラクタージェネレータ)用途への利用例として、特にフジテレビジョンにおいては、1993年から1994年にかけて整備が行われた「放送用ワープロシステム」(いわゆる「電子テロップ」。フジテレビおよび関連会社との共同開発)に搭載する基本文字フォントとして採用され、2010年から2011年にかけてのハイビジョン対応後継機への更新後も同じく基本文字フォントとして採用されている。 活字や写植書体の字母をフォント化した製品は多く存在するが、JTCウインは当初よりデジタルフォントとして登場した。ただし、写植書体の「アロー」「じゅん」ファミリー(同じく三宅作)には類似した骨格が多く見られる。とりわけ前者は現時点でフォント製品としては発売されておらず、グラフィックデザインやエディトリアルデザインの現場では、同書体に代わるものとして選択する場合もある。 現在では、汎用フォントとしてプロユースを想定したDTP対応のOpenType、PostScriptフォーマットのほか、低価格・パーソナルユース向けのTrueTypeフォーマットも販売している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「JTCウイン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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