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LED照明(エルイーディーしょうめい、英語:LED lamp)とは、発光ダイオード (LED)を使用した照明器具のことであり、その使用そのものを指すこともある。 == 概要 == 1990年代に青色発光ダイオードが開発されて以降は、LEDによる白色光照明の実用可能性が高まり、局所照明を中心に徐々に市販製品が登場している〔一ノ瀬昇、田中裕、島村清史著 『高輝度LED材料のはなし』 日刊工業新聞社 2005年12月15日初版1刷発行 ISBN 4526055573〕。 低消費電力で長寿命といった、従来の白熱電球を置き換える電球形蛍光灯と同じような可能性があり、長期的には、今後の技術開発に伴う価格と消費電力、騒音の低下によって直管型蛍光灯を含めた従来型の照明器具のかなりの割合を置き換えるのではないかと期待されている。なお、調光(明るさが調節可能な)器具に用いるLED電球は必ず調光器具対応品でなければならない〔玄関灯など人感センサー付き調光器具にはLED電球・電球型蛍光灯いずれも(調光器具対応であっても)使用不可なので、そちらには従来型ミニクリプトン電球(口金サイズE17型、最大60Wまで)を用いる事になる(調光器具対応のLED電球・電球型蛍光灯はスライド及びロータリーつまみで調光するアナログ式器具にのみ対応)。〕。さらにダウンライト等の断熱材施工器具の場合も「断熱材施工器具対応」と書かれたLED電球を用いなければならない(汎用型とソケットサイズが異なるため)。一般にLEDは長寿命と言われるが結局は製造メーカー次第である。小さなLED素子を大電流で使用すればすぐに焼き切れてしまう。 近年は低価格化の進行により一般住宅向け照明器具はLEDが主力となっており、国内メーカー各社は白熱電球や蛍光灯を用いる従来型照明器具の生産を大幅縮小。2014年3月には業界の先陣を切って(照明器具国内シェアトップの)パナソニックが「白熱電球及び蛍光灯を用いる一般住宅向け従来型照明器具の生産を2015年度を以て終了し、今後はLEDへ完全移行する」旨を公式発表した(蛍光ランプ・電球型蛍光ランプ・一部白熱灯は交換用途に絞って生産を継続。2014年3月4日付の朝日新聞・日本経済新聞経済面記事にて報道。なお卓上型の電球及び蛍光灯器具と乾電池や充電式電池で駆動する蛍光灯アウトドアランタンは2011年限りで生産を終え、LEDへの移行完了)。こうした「脱蛍光灯」の動きは今後国内他社にも広がる可能性がある。なお白熱電球の生産は(一部特殊用途を除き)2012年度を以て国内メーカー全社が完全終了した。 LEDの発光原理などについては「発光ダイオード」を参照。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「LED照明」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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