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マイク・バイソン (''Mike Bison'') または M.バイソン (''M. Bison'') は、カプコンの対戦型格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズに登場する架空の人物。 実在するプロボクサー「マイク・タイソン」がモデルであるため、肖像権などの問題により、欧米版では名前をBalrog(バルログ)と変更されている。欧米でM. Bisonというと、日本版でのベガのことをさす。 == キャラクターの設定 == アメリカ代表の黒人ボクサー。『ストリートファイターII』(以下『ストII』と表記)におけるボスキャラクター・シャドルー四天王の一人として初登場。四天王の一番手を務めているほか、年齢不詳であるベガを除くと四天王の最年少である。 スラム街の貧しい家庭に、末っ子として生まれる。喧嘩に明け暮れる毎日を過ごしていたが、一攫千金を夢みてヘビー級のプロボクサーとなった。ボクサーとしての訓練を受ける金がなかったため、ファイトスタイルは我流。インサイドワークなどは無視し、相手に突撃して力任せに殴りつけるだけの非常に荒っぽい戦法を好む。 かつてはチャンピオンに君臨していた時期もあったが、手加減することを知らずに数々の対戦相手を再起不能にしたため、対戦カードを組まれなくなりボクシング界から追放される。やがてラスベガスのカジノのホールを本拠地として賭け試合で金を稼ぐようになり、『ストリートファイターZERO3』(以下『ZERO3』と表記)では、場末の酒場やカジノで用心棒をしていたところをベガに多額の報奨金を約束されてシャドルーに入ったとされている。シャドルーが壊滅してからは消息不明になり、地下でギャンブルと酒にまみれた荒んだ生活を送っていたが〔『ストリートファイターIVオリジナルアニメーション feat.Cヴァイパー』より。〕、ベガの復活とともに再び姿を現す。 初登場時の外見はマイク・タイソンそのものであったが、『スーパーストリートファイターII』(以下『スパII』と表記)でグラフィックが描き換えられて以降は、あまり知性の感じられない荒くれ者じみた風貌が定着している。髪に大きく入った、イニシャルのMの字のように見える剃り込みがトレードマーク。作品やイラストによっては前歯が欠けて描かれる場合も多い。青系のシャツとトランクスに、赤系のグローブ、茶色のシューズ(紐と靴底の色は服の色と同じ)を着用している。 頭は悪いがパンチ力は世界一という設定〔ゲーメストムックVol.17『カプコンイラストレーションズ』P11より。〕。ケンからは「やつはただのバカだよ。破壊力だけなら人間のそれを超えているけどね」と評されている〔『ストリートファイターIII』のシークレットファイルより。〕。 表舞台の異種格闘技大会では『ストリートファイターIII』(以下『ストIII』と表記)のアレックスと対戦した際、1ラウンド目に23発ものパンチを浴びせるものの、2ラウンド目にロングフックを喰らいKO負けを喫する〔。これに限らず、他のキャラクターのストーリーや、アニメ・漫画など他のメディアにおいてもかませ犬的な扱いを多くされる。 『ストII』シリーズの設定では、乱暴な性格である一方で純粋にチャンピオンを目指すという姿勢が見られ、『ストリートファイターII'』(以下『II'』と表記)と『ストリートファイターII'ターボ』(以下『II'ターボ』と表記)のエンディングでは世界一の座について歓喜の涙を流しているほか、全国の子供たちに夢を与え、アメリカン・ドリームを蘇らせることに成功している。『スパII』のエンディングでも同様の描写があり、世界一になった祝いに仲間たちに酒をおごっている。また、キャラクターソングである『Bison's Dream』には「世界一になるのが夢」「俺の夢は皆に愛されるチャンピオンになること」という歌詞がある。ゲーム外の媒体によっては完全な悪役として描かれる場合もあれば、暴虐ながらも最低限の良心は持つ人物として描かれる場合もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マイク・バイソン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Balrog (Street Fighter) 」があります。 スポンサード リンク
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