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Mk.V特殊任務艇(Mark V Special Operations Craft)は、アメリカ海軍特殊戦コマンドが保有する特殊作戦用のボートである。また、本来の任務以外にも輸送力や機動力を活かした哨戒や海上の治安維持および交通監視も行う。 == 開発 == Mk.V特殊任務艇の開発は迅速に行われ、発注から18ヶ月後の1994年9月4日には試作艇が完成した。1999年には20艇(370万ドル相当)が建造され、USSOCOMに配備された。しかし、配備直後にフロントガラスが波によって破壊され、操舵室が破壊されるという欠陥が発見された。 これは、元々軽量性を求めすぎた設計に原因があり、船体の選定の際にケブラー単胴船、アルミニウム単胴船、アルミニウム双胴船の三案のうち強度が最も低かったにも関わらずアルミニウム単胴船を採用したためである。さらにアルミニウム単胴船は双胴船と比較して揺れが非常に大きく内部の居住性が非常に悪いため、早期の改修が求められた。 そこで、2008年1月11日にアメリカ海軍はMk.V.1と呼ばれる新バージョンを発表した。愛称は MAKO(マコ)で、新たに炭素繊維複合材料が用られ、懸案だった凌波性も衝撃吸収材を用いたり座席の形状を変更したりすることで大きく改善された。 また、Maine Marine Manufacturing LLC とメイン大学の Advanced Engineered Wood Composites Center により開発された素材は炭素繊維、ケブラー、発泡コアからなり、Mk.Vの素材と比較して強度は1.5倍となり軽量化にも成功した。これにより、本艇の海上特殊作戦能力は著しく向上した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Mk5特殊任務艇」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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