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マイケル・アレクサンダー・カークウッド・ハリデー(Michael Alexander Kirkwood Halliday、1925年4月13日 - )は、イギリス生まれのオーストラリアの言語学者。はじめ中国語を研究していたが、のちに一般言語学に移った。選択体系機能理論(Systemic Functional Theory、略称SFT)と呼ばれる言語理論によって知られる。 中国名は韓礼徳()。 == 生涯 == (『機能文法概説』の訳者あとがき pp.667-697 および『機能文法のすすめ』の「著者について」による) ハリデーはイギリスのリーズ市に生まれた。父は英語教師で文法学者だった。中等学校を卒業後、東洋アフリカ研究学院内のJ・R・ファースが率いる外国語集中訓練コースで中国語を学んだ。ハリデーの言語理論はファースの強い影響を受けている。第二次世界大戦中であったために兵役につき、6か月の軍事訓練を受けたのちにインドへ赴くが、1年あまりでロンドンに呼びもどされて、外国語集中研修の指導を行った。 1947年に兵役を終えると、中国へ渡って北京大学で英語を教えつつ、中国文学・古典中国語などを学んだ。その後、嶺南大学で王力の指導を受けつつ、博士論文を書く目的で現代中国語の文法データを収集した。1950年にイギリスに帰国したが、当時吹きあれていた赤狩りのためにファースのいたロンドン大学に行けず、ケンブリッジ大学へ行った。当時のケンブリッジでは現代中国語文法は研究対象外だったため、『元朝秘史』の言語の研究によって1956年に博士号を取得した。 1963年にユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのコミュニケーション調査研究所所長に就任し、英語の言語学的特性と英語教育に関する研究を行った。1965年から1970年まで一般言語学教授を兼任した。1973年からイリノイ大学の言語学教授、1976年からシドニー大学言語学部の学部長に就任し、1987年に退官するまでその職にあった。ハリデーの一般言語学上の主要な著作はシドニー大学時代に発表された。 1978年に初来日した。このとき行った講義が著書『機能文法のすすめ』(Language, Context and Text)の元になっている。その後何度も日本を訪れている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「M・A・K・ハリデー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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