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『NかMか』(''N or M?'')はアガサ・クリスティによる長編推理小説である。 この作品は1941年にアメリカ合衆国のから出版され〔John Cooper and B.A. Pyke. ''Detective Fiction - the collector's guide'': Second Edition (pp. 82, 87) Scholar Press. 1994; ISBN 0-85967-991-8〕〔"American Tribute to Agatha Christie" 〕、同年11月イギリスの :en:Collins Crime Club から出版された〔Chris Peers, Ralph Spurrier and Jamie Sturgeon. ''Collins Crime Club ? A checklist of First Editions''. Dragonby Press (Second Edition), March 1999 (p. 15)〕。アメリカでは$2.00で発売された一方〔、イギリスでは7シリング6ペンスだった〔。 原題は聖公会祈祷書のカテキズム「汝のクリスチャンネームは何か。NかMで答えよ。」( "What is your Christian name? Answer N. or M.")から取られている〔 A CATECHISM FROM THE BOOK OF COMMON PRAYER, 1549, ENLARGED, 1637, REVISED IN THE BISHOP WHITE BOOK, 1785, NOW AGAIN REVISED AND ENLARGED 〕。 『秘密機関』、『おしどり探偵』に続くトミーとタペンスが主人公の小説。 == あらすじ == 時代は第2次世界大戦開戦後の1940年。情報局の関係者が、「NかM。ソング・スージー。」(N or M. Song Susie.)という言葉を残して死んだ。 一方子供も戦時下の奉仕活動に携わるようになる中、手持無沙汰にしていたベレズフォード夫婦(主にタペンス)の元に、ソング・スージーが南海岸の保養地リーハンプトンにあるゲストハウス「無憂荘」(サン・スーシ,Sans Souci)であることを知った情報局の職員グラントが訪れ、タペンスを追い出したうえでトミーに、ナチスの大物スパイとされる"NかM"の正体を突き止めるように命じた。 ところが偽名で捜査に乗り出したトミーが見たものは、そのことを知ったタペンスが先回りし変名を用いて「無憂荘」に来ているという予想外の状況だった。 かくして、二人は夫婦であることを悟られぬよう、それぞれ「男漁りをする未亡人」と「その餌食となるかわいそうな男」を演じることとなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「NかMか」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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