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N・M・ロスチャイルド&サンズ(N M Rothschild & Sons)は、イギリス、ロンドンの名門投資銀行。1811年にロスチャイルド家のマイアー・アムシェル・ロートシルトおよび息子のネイサン・メイアー・ロスチャイルドにより設立された。現在、世界中に57の事業所が存在する。 同社は、世界屈指の企業向けの金融アドバイザーであり、M&Aのアドバイザーとしては世界第7位である。〔Rothschild Annual Review 2010 p.18 〕 2010年、ナイジェル・ヒギンズがCEO(最高経営責任者)に就任し、200年以上続いた同族経営に幕を下ろした。〔NMロスチャイルド:CEOにヒギンズ氏、一族以外から初登用-FT 2月9日 ブルームバーグ〕 ==歴史== 18世紀後半から19世紀前半にかけて、マイアー・アムシェル・ロートシルトはヘッセン=カッセル方伯ヴィルヘルム9世と古銭という共通の趣味を通じて知り合ったのをきっかけに、宮廷御用商人に任じられた。ヴィルヘルム9世はアメリカ独立戦争等で莫大な資産を得ており、マイアー・アムシェルが彼の資産を運用し始めたことが今日のロスチャイルド財閥の始まりである。 マイアー・アムシェルの三男であるネイサン・メイアー・ロスチャイルドはイギリスに渡り、マンチェスターで金融、繊維貿易の業務を始めた。彼はしばらくしてロンドンへと移り、1811年にN・M・ロスチャイルド&サンズを立ち上げた。同社を立ち上げたことは、彼が国債市場に介入する理由となった。 著名な歴史家にしてハーバード大学の教授であるニーアル・ファーガソンは、「''N・M・ロスチャイルド&サンズは世界の債券市場を支配する国際的な巨大銀行の一つであり、現代で例えると、JPモルガンとメリルリンチ、モルガン・スタンレーに、おそらくゴールドマン・サックスが合わさった感じの―そう、19世紀においては、現在のIMFのように数多くの国家の財政を安定させる役割を担っていた''」と述べている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「N・M・ロスチャイルド&サンズ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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