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N末端プロ脳性ナトリウム利尿ペプチド : ウィキペディア日本語版 | N末端プロ脳性ナトリウム利尿ペプチド[えぬまったんぷろのうせいなとりうむりにょうぺぷちど]
N末端プロ脳性ナトリウム利尿ペプチド(エヌまったんプロのうせいナトリウムりにょうペプチド, N-terminal pro-brain natriuretic peptide; NT-proBNP、BNP前駆体N端フラグメントとも)とは、脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体(BNP前駆体、proBNP)から、脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)が分離されたN末端(アミノ基)を含む残基。proBNPの1~76アミノ酸を含む。 == 特徴 == 心室に負荷がかかると、134アミノ酸からなるpre-proBNPが合成される。pre-proBNPは、プロセッシングを受け、108アミノ酸からなるproBNP(1-108アミノ酸)となる。proBNPはさらに生物学的活性を持つBNP(77-108アミノ酸)と活性を持たないNT-proBNP(1-76アミノ酸)に切断される。すなわちBNPとNT-proBNPは一対一の関係で生成される。 BNPは心不全のマーカーとしてすでのその地位を確立しており〔Nadir MA, et al. Improving the Primary Prevention of Cardiovascular Events by Using Biomarkers to Identify Individuals With Silent Heart Disease. J Am coll Cardiol 2012: 60; 960-8.〕、NT-proBNPも同様に心不全のマーカーとして用いられるようになっている。
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