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OAフロア()は、床の上にネットワーク配線などのための一定の高さの空間をとり、その上の別の床を設け二重化したものである。 フリーアクセスフロア、二重床、あるいは俗に床上げなどとも言う。 名前のOAはオフィス・オートメーションの意味であり、文字通りオフィス(事務所)のほか商業施設、工場、学校などのコンピュータや多くの配線を必要とする場所に設置される。 == 概要 == 目的は机など家具類の配置に影響されずに配線できることや後からの変更を容易にすることにある。また床表面に配線類があることにより人の通行や椅子の移動の支障となり、その結果としての配線の切断などの障害が発生するのを避けることにもなる。また床面を含めた美観向上という意味もある。 かつてはメインフレームなどのための限られたコンピュータルームにのみ設置されるものであったが、パーソナルコンピュータなどのOA機器やLANの普及により通常の事務所においても一般化している。 インターネット元年以前、事務所における配線は電源と電話くらいであり、これらは床埋め込みのパイプ、あるいは床面に直接這わせモールで保護することで十分であった。しかしイーサネット、特にツイストペアケーブルによるLANの場合、配線の本数が大幅に増え従来の方法では困難となったことからOAフロアが普及するようになった。 設置にあたっては必要とする配線の本数や荷重についての事前見積もりが重要である。 また設置後は配線の位置が目で見えないため配線末端への番号付けと図面などへ記録しておくのが望ましい。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「OAフロア」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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