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O.W.L試験(OWLしけん、Ordinary Wizarding Levels Test、O.W.Ls test、普通魔法レベル試験、ふくろうテスト)は、J・K・ローリング小説『ハリー・ポッター』シリーズ、およびその派生作品に登場する架空の試験である。 == 概要 == ホグワーツ魔法魔術学校で15歳になった学生が受ける試験であり、Ordinary Wizarding Levels(普通魔法レベル試験)の頭文字を取って「O.W.Ls(ふくろう)」と呼ばれ、5年生の学期末に2週間をかけて実施される。将来の仕事に影響する重要な試験でOWLで一定の成績を修めた生徒だけが6年生からのNEWTレベルの授業に進む事ができる。 試験官は魔法省の魔法試験局から派遣され大広間が試験会場となる。試験の時にはホグワーツ大広間の4寮のテーブルは片付けられ、代りに個人用の小さな机が教職員テーブルの方に向けて設置される。監督の先生の机には予備の羽根ペン、インク瓶、羊皮紙の巻紙の他、試験時間を計る為の巨大な砂時計が置かれる。筆記試験のペーパーには最も厳しいカンニング防止呪文が掛けられ、自動解答羽根ペン、思い出し玉、取り外し型カンニング用カフス、自動修正インクなどは当然持ち込み禁止である。 成績は点数ではなく6段階評価で行われ、高い順に「優・O」(大いに宜しい)、「良・E」(期待以上)、「可・A」(まあまあ)、「不可・P」(良くない)、「落第・D」(どん底)と続き、最低は「トロール並み・T」である。"O"から"A"までが合格であり、"P"以下は不合格である。結果は7月中にふくろう便によって伝えられる。 5巻では、5年生になったハリー・ポッター、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャー、ネビル・ロングボトム、ディーン・トーマス、シェーマス・フィネガンがこの試験を受験した。 作者のローリングによると取得出来る最大の学科数は12。イギリスでは義務教育が終わる16歳で受験するGCEという中等教育終了試験があり、かつてはその中に、普通を意味する英語の"Ordinary"から「Oレベル」と呼ばれる普通レベル試験があった。「O.W.Ls」(普通魔法レベル試験)はそれを捩ったもの。1988年以降、Oレベル試験はGCSE「一般中等教育終了試験」に統合されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「OWL試験」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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