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Oリング : ウィキペディア日本語版
Oリング[おーりんぐ]

Oリング(オーリング、英語:O-ring)とは、密封(シール)に使用される、断面が円形(O形)の環型をした機械部品。押しつぶして密閉することから、スクイーズタイプのシール(スクイーズパッキン)に分類される。材質にはゴムが使用されるのが一般的である。装置などに気体や液体などの流体が進入することを防止したり、装置内部の流体が外に漏れないようにするために用いられる。
==原理==
Oリングの形状は、Oリング断面円形の「太さ」(外径)と、Oリングの環の「内径」の2つの寸法により基本的に決まる。外筒と内筒のような、2つの部品間に取り付けて、そこで流体の入出を防ぐために使われる。片側の部品に溝を設けるなどして、Oリングに対する「押さえ」(溝)を作り、この押さえでOリングを保持する。このとき、溝によってできるOリングが収まる空間の深さをOリング太さよりも小さくすることで、Oリングを押しつぶす。これにより、Oリングと2つの部品の間には反発力が生じ、これらを密着させることができる。これがOリングの基本となる密閉原理である。
以上のような、Oリングと押えのサイズ差によって押しつぶす単純な原理に加えて、Oリングには「セルフシール」と呼ばれる機構が働く。Oリングが流体を密閉するとき、流体から圧力が作用する。元々のOリングと2つの部品間の反発力に流体からの圧力が加わり、さらに強く密着することになる。セルフシール機構が働く他のシール部品としては、リップタイプのシール(リップパッキン)がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Oリング」の詳細全文を読む



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