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R35戦車独立中隊 : ウィキペディア日本語版
R35戦車独立中隊[える35せんしゃどくりつちゅうたい]

R35戦車独立中隊(エル35せんしゃどくりつちゅうたいポーランド語:〔R-35のように、ハイフン入りで書かれる場合がある。H35/H-35についても同様。〕)〔ルドヴィク・グウォヴァツキはこの下位単位部隊をR35戦車小隊と名付けた。アダム・ヨンツァライムント・シュバンスキ、ならびにヤン・タルチンスキがR35戦車独立中隊という名称を与えた。ライムント・シュバンスキは、自著の中で「ヤクボヴィチ陸軍中尉の半中隊」という名称を用いている。〕は、9月戦役時に編成されたポーランド第二共和国陸軍戦車中隊である。''〔R-35のように、ハイフン入りで書かれる場合がある。H35/H-35についても同様。〕)〔ルドヴィク・グウォヴァツキはこの下位単位部隊R35戦車小隊と名付けた。アダム・ヨンツァライムント・シュバンスキ、ならびにヤン・タルチンスキR35戦車独立中隊という名称を与えた。ライムント・シュバンスキは、自著の中で「ヤクボヴィチ陸軍中尉の半中隊」という名称を用いている。〕は、9月戦役時に編成されたポーランド第二共和国陸軍戦車中隊である。
== 概要 ==
中隊は、1939年9月14日から15日にかけてキヴェルツェにて、第12装甲大隊ワルシャワから撤退してきた第1予備装甲兵科本部の残存兵力から編成された。中隊指揮官には、半中隊の名の由来となるユゼフ・ヤクボヴィチ陸軍中尉が就任した。
中隊の装備としては、第12装甲大隊の保有した4 輛のルノー R35戦車のうちの2 輛と、装甲部隊技術調査室()の保有した3 輛のR35とオチキス H35戦車がリストに載っている〔アダム・ヨンツァとライムント・シュバンスキ、ならびにヤン・タルシンスキは第12装甲大隊から3 輛のR35と、装甲部隊技術調査室から3 輛のH35を数えるとしている。〕。ウツクから来た残りの2 輛のR35は、使用に耐えない状態であった。これらの戦車から2 小隊が編成された。乗員は、モドリン要塞装甲兵科技術センターの士官学校生徒に割り当てられた。その上、4 輛の乗用車と5 輛の貨物自動車散水車から改造した燃料タンク車を1 輛、加えて3 輛のオートバイを装備する技術管理分隊が組織された。
9月16日、中隊はステファン・シュチュシェミェンスキ陸軍少将率いる「ドゥブノ」戦闘団へ編入された。9月17日から19日にかけて、中隊はホロフフからラヂェフフを経由してブスクへ移動した。9月19日、槍騎兵部隊とともにクラスネ付近でウクライナ民族主義者を掃討した。翌日には、森の近くで赤軍機甲部隊と交戦した。その戦闘の中で、1 輛の戦車が破壊され、乗員が戦死した。別の戦車は部品の消耗と交換部品の不足のため、焼却された。
9月22日には、中隊はナチス・ドイツ軍によって攻め落とされたポルスキェ・ワヌィ近くの丘で、「クラクフ」大隊射撃中隊の攻撃を支援した。その日、カミョンカ・ストルミウォヴァではドイツ軍の攻撃を撃退した。戦闘の中で、部隊第40軽砲連隊第4砲兵中隊を救出し、敵戦車1 輛を撃破、2 輛を無力化した。一方、自軍は戦車1 輛を喪失した。
9月23日には、中隊は「ドゥブノ」戦闘団砲兵隊のモスティ・ヴィェルキェへの大移動を援護した。モスティから部隊ベウスウフノヴォティショフツェを通ってグラブフまで移動した。グラブフでは、最後から2番目の戦車を放棄せざるを得なかった。翌日、最後の戦車も故障し、放棄を余儀なくされた。9月29日フィリプフカにて中隊は解散した〔ライムント・シュバンスキはユゼフ・ヤクボヴィチ中尉の報告を懐疑的に扱っている。ヤクボヴィチ中尉はスタニスワフ・トルシュコフスキによって齎された10月7日に中隊とドイツ軍とのあいだで戦闘が行われたとする情報をあり得ないものと認めているにも拘らず、中隊はガルボリン付近で戦闘車両を保有していたとしている。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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