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RIビームファクトリー : ウィキペディア日本語版 | RIビームファクトリー[あーるあいびーむふぁくとりー] RIビームファクトリーとは、国立研究開発法人理化学研究所仁科加速器研究センターで、全RIビームを種類と強度において現在の水準を遥かに凌ぐ性能で発生させる次世代の重イオン加速器施設の総称。 == 概要 == RIビームファクトリーは、自然界には存在しない中性子の多い原子核中性子過剰核や、陽子の多い原子核陽子過剰核を加速器を用いて人工的に大量に生成して、原子核物理学、宇宙の元素合成の解明、超重元素の探査から、産業界へ応用まで幅広く研究開発を推進する施設。RIビームは、加速器を用いて、重イオンビームを高速に加速し、これを標的核に衝突させ核破砕反応を用いて生成する。同時に沢山の種類の不安定核が生成されるので、その後特定の核種を選別するため、加速器とともに、2次ビーム分離装置から構成される。国内では理化学研究所仁科加速器研究センター で建設が進められ、2006年12月に念願のファーストビームの取り出しに成功した。同センターでは、原子番号113の新元素の発見も行なわれ、周期律表に新たに日本で発見された原子核が加わろうとしている。 海外の同様の施設としては、ドイツのGSI のFAIR 、米国ミシガン州立大学の現行施設のNSCL 及び、建設中のFRIB 、フランスのGANIL の現行施設のSPIRAL と建設計画中のSPIRAL2 などがある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「RIビームファクトリー」の詳細全文を読む
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