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Rp過程 rp過程(rp かてい,高速陽子捕獲過程 ) は、種核種に連続的に陽子が捕獲され重元素を作り出す過程である〔Lars Bildsten, "Thermonuclear Burning on Rapidly Accreting Neutron Stars" in The Many Faces of Neutron Stars, ed. R. Buccheri, J. van Paradijs, & M. A. Alpar (Kluwer), 419 (1998)〕.これは元素合成過程であり、 s過程やr過程とともに宇宙に存在する重元素の生成にかかわっている。しかしながら、他の元素合成過程とは、他の過程が中性子に富む側の安定性が問題になるのに対し、陽子に富む側の安定性が問題になる点がかなり違っている。rp過程の終了点(生成することの出来る最重元素)は良くわかっていないが最近の中性子星に関する研究により、テルルより先へ反応が進まないことがわかっている。 rp過程は、アルファ崩壊によって制約され、より軽いテルルの同位体がアルファ崩壊するかも知れないが、観測されている最も軽いアルファ崩壊核種である105Te, が上限と考えられている ==条件==
この過程は、陽子が大きなクーロン障壁を核反応を起こせるだけ程度に越えることの出来るように非常に高温な環境で起きる(1×109 K以上) 水素に富んだ環境も大きな陽子束が必要なため前提となる。この反応に必要な種核種は熱いCNOサイクルにおいて形成されると考えられている。rp過程での陽子捕獲で多いものは、水素に富んだ環境はヘリウムも多いと考えられるため、 (α,p) 反応と競合する。rp反応の時間スケールは弱い相互作用は反応が起きる温度では強い相互作用や電磁相互作用よりも非常に遅いため への近さ、もしくは陽電子放出によって律される。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Rp過程」の詳細全文を読む
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