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Sパラメータとは、高周波電子回路や高周波電子部品の特性を表すために使用される回路網パラメータのひとつ。散乱行列(S行列)または散乱パラメータとも呼ばれる。回路網の通過・反射電力特性を表現する。 == 定義 == === n端子対回路網の定義 === n対の端子を持つ電気回路において、入力方向に進む波の振幅を''a1・・・an'' 、出力方向に進む波の振幅を''b1・・・bn''としたとき、次のように記述する。 :''b1 = S11a1 + S12a2 + ・・・ + S1nan'' :''b2 = S21a1 + S22a2 + ・・・ + S2nan'' ::''・・・'' :''bn = Sn1a1 + Sn2a2 + ・・・ + Snnan'' これらの式を行列を用いて次のように表現する。 : この''S11''・・・''Snn''を要素とする行列が散乱行列であり、行列の要素がSパラメータである。Sパラメータの各要素は複素数表現であり、回路の振幅に対する影響に加えて位相に対する影響も内包する。 進行波の振幅 , は、電力の平方根の次元を持つように定義されることが多い.しかし,, が実際に電力になるとは限らない.また,, を電圧進行波や電流進行波とする流儀もある〔,〕. 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Sパラメータ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Scattering parameters 」があります。 スポンサード リンク
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