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SAPジャパンは、ERP (Enterprise Resource Planning) などを提供するドイツのソフトウェア会社SAPの日本法人。 社名は「エスエイピー」と発音するが「サップジャパン」などと呼ばれることが多く、Note(SAP提供のサポートドキュメント集)にも「サップと呼ばないでください」という内容が掲載されるほどである。 同社の主力製品であるERPソフトウェアSAPはERP市場で世界的にも日本市場においても圧倒的なシェアを持っており、競合他社には、アメリカのオラクルなどがあり、シェア争いを繰り広げている。 しかし、SAP社のERP製品を導入することは非常に大規模なプロジェクトとなり、時間・資金共に実質大企業向けの製品となっていた。そのため近年では中小企業がオープンソースERPと呼ばれる無償のERPを導入する事例も増えてきたことを受け、SAPジャパンは近年、業務拡大のため中小企業向けのソリューション提供も進めており、年商50億円を切る規模の企業に対するサポートも行っている。 最近ではソフトウェア業界の潮流であるSOA(サービス指向型アーキテクチャ)に対応した新製品ラインとして「SAP ERP 6.0」をリリース、各業界におけるノウハウや保有するソフトウェア資産を有効活用する「エンタープライズSOA」というアーキテクチャを発表、企業の柔軟性や俊敏性、広範囲な可視性を複雑なシステム環境下で実現する「ビジネスプロセスプラットフォーム」(BPP) といった新しいコンセプトを打ち出すと共に、従来のビジネスアプリケーションに加えてBPPを実現するプラットフォームとしてSAP NetWeaver(ネットウィーバー)をリリースするなど、エンタープライズ・ソフトウェア業界の覇者として活発な動きを見せている。 2008年にビジネスインテリジェンス(BI)業界最大手の仏ビジネスオブジェクツ社を約8,000億円(当時の時価)で買収、2009年1月に完全併合。BI、ETLなどの情報統合・情報活用分野でも大手の一角に躍り出た。SAPは同社製品を核に、その他の買収製品や自社開発製品をスイート化、SAP BusinessObjectsとしてBI,EIMのほか、EPM(経営管理、連結、予算管理)やGRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス管理)、サステイナビリティー管理などへとポートフォリオを広げている。 == 関連項目 == * 中根滋 * SAP R/3 (SAP ERP): SAP社の開発したERPソフトウェアのひとつ。 * SAP Business All-in-One: SAP社の開発したERPソフトウェアを使ったビジネスパートナーによるソリューション。 * SAP Business One: SAP社の開発したERPソフトウェア。中堅・中小企業向け「シンプルかつパワフル」がコンセプト 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SAPジャパン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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