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SL北びわこ号(エスエルきたびわこごう)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)が北陸本線米原駅 - 木ノ本駅間で運行している、蒸気機関車牽引による臨時列車〔である。 滋賀県湖北地域の観光振興と蒸気機関車の動態保存運転を目的とした列車で、1995年(平成7年)8月19日に運転を開始した。運転開始から2010年までの乗車人数は、25万人にのぼる〔2010SL北びわこ号の運行計画 - 滋賀県〕〔SL北びわこ乗客25万人へ 米原駅で記念駅弁発売 - 朝日新聞 2010年9月25日〕。 == 運行概況 == 2月・10月および11月の日曜日や祝日、ゴールデンウイークなどに運行されている。〔春季運転は5月の日曜日、夏季運行は7月下旬と8月の日曜日、秋季運行は10月の中旬と11月の日曜日、冬季運行は3月の日曜日となっている。〕なお、運行時季によってヘッドマークのデザインは変更されている。 1995年の運転開始当初から1997年11月24日までは米原駅 - 木ノ本駅間を2往復または、3・4号のみの1往復運転をしていたが、1998年5月3日の運転からは下り米原発木ノ本行きが2本、上り木ノ本発米原行きが1本の運転となった。2003年11月8日より2011年現在と同じ下り列車のみ2本運転〔「SL北びわこ1号」米原駅(10時9分)発、木ノ本駅(10時52分)着/ 「SL北びわこ3号」米原駅(13時16分)発、木ノ本駅(14時)着〕となっている。 上下列車が運転されていた当時は、木ノ本駅に転車台がないために、上り列車は蒸気機関車が同駅で機回しを行ないバック運転で客車を牽引していたが、この場合、最高速度が45km/hに制限され、定期列車の本数の多い北陸本線ではダイヤ上の制約が大きく、定期列車への影響が出やすいために〔一部のウェブサイトや文献では、木ノ本駅の構内配線が変更された(機回しに使用できる線路が撤去された)ため、機回しが行えなくなったといった記述があるが、誤りである。〕、2003年11月8日からは機回しを行わず、宮原総合運転所のDD51形ディーゼル機関車を米原寄りに連結し、蒸気機関車を木ノ本寄りに連結した状態で米原駅へ回送する運行形態に変更した。2007年(平成19年)10月21日からは下関車両管理室のEF65形電気機関車を使用して回送している〔“SL北びわこ号”上り回送列車のけん引機が変更 『鉄道ファン』交友社 railf.jp鉄道ニュース 2007年11月28日〕。 2016年3月6日、SL北びわこ3号の回送を利用して、クラブツーリズムの団体臨時貸切列車『石田三成号』が運行された。EF65 1128号機の牽引で、北びわこ3号を牽引していたC57形1号機は逆向きで運行した。 ファイル:JRW-C56160.jpg|木ノ本駅に停車中のSL北びわこ号 ファイル:SLkitabiwako.kaiso.JPG|木ノ本駅から米原駅へ回送するSL北びわこ号 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SL北びわこ号」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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