翻訳と辞書 |
SOR法 SOR法(、逐次加速緩和法)とは 元連立一次方程式を 反復法で解く手法の一つであり、 ガウス=ザイデル法に加速パラメータを導入してその修正量を拡大することで、 更なる加速を図った手法である。 ==反復のスキーム== 次正方行列は、上三角行列、 下三角行列、対角行列の和に分離すると、
と書ける。 非対角成分に相当する項をすべて右辺に移項し、すべての量に 各段階で得られている最新のデータを代入するようにする(ガウス=ザイデル法)。こうして計算された値を とすると、は次の形となる。
この値を次段でそのまま採用せずに、ガウス=ザイデル法で本来修正される量に1より大きい 加速パラメータを乗じてこの修正量を拡大し、これを前段の近似値に加えることで、新たな値は
とできる。ただし、桁落ちを防ぐ観点からこの式の通り計算するのではなく、
として計算するか、または本節の最後に書かれた式を用いるのがよい。 この漸化式を、上のを用いて行列で表現すると、
となり、この2式からを消去することで、次式が得られる。
上式におけるの係数 を反復行列という。 実際の数値計算においては、これを各成分について表した下の式が用いられる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SOR法」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|