|
『SPL/狼よ静かに死ね』(原題:殺破狼)は、2005年に公開された香港映画。監督はウィルソン・イップ。日本では2006年3月に劇場公開された。キャッチコピーは「男たち、熱く、美しく。」また、公開に際して、ドニー・イェン、サモ・ハン、ウー・ジンの3人が来日している〔 〕。 == 解説 == 原題の「殺破狼」は「シャー・ポー・ラン(Sha Po Lang)」と読む。中国の占星術において、吉凶ともに人生に極端な影響を与える“凶星”と呼ばれる3つの星(七殺星・破軍星・貪狼星)のことで、SPLとはそれらの頭文字である。タイトルになった「殺破狼」の題字は、達筆として知られる香港の人気俳優アンディ・ラウによる揮毫〔 〕。 主演のドニー・イェンは1990年代後半から2000年前半にかけて、アメリカ、ドイツ、日本、香港などで主にアクション設計という裏方の活動を中心とし、映画にはゲストという形で出演することが続いていた。彼にとってこの映画は久々の主演兼アクション監督作にあたる。 日本で発売されたDVD〔 〕 に収録された特典映像のインタビューで、彼は、新しいアイディアとして当時すでにアメリカで人気のあった総合格闘技や柔術などの要素を取り入れ、真の武術哲学を込めて作ったと語り、そのアクションは第25回香港電影金像奨において最優秀アクション設計賞を受賞している。 暴力描写の激しさから、18歳未満禁止を意味する「三級片」の規制があったにもかかわらず、香港では封切後3週連続で興行収入1位〔 〕というヒットとなり、監督ウィルソン・イップとドニー・イェンはその後もコンビでアクション映画を制作、のちに香港電影金像奨で最優秀作品賞を受賞した『イップ・マン 序章』へと繋がった。 本作は第6回東京フィルメックスに出品、観客の投票によって選出される「アニエスベー・アワード」を受賞している〔 〕。2005年トロント国際映画祭特別招待作品。2006年ドーヴィル・アジア映画祭特別招待作品。モスクワ国際映画祭出品作品。ミュンヘン・ファンタジー・フィルムフェスタ出品作品。スイス、ヌーシャテル国際ファンタジー・フィルム・フェスタではマッドムービー賞(Mad Movies Award)に選ばれた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SPL/狼よ静かに死ね」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 SPL: Sha Po Lang 」があります。 スポンサード リンク
|