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SSP級軟式飛行船
SSP級軟式飛行船(Submarine Scout Pusher、潜水艦・哨戒・推進式)とは、第一次世界大戦中のイギリスにおいて、初期のSS級飛行船の後継として開発された飛行船である。並行開発されたSSZ級軟式飛行船より劣ることが判明したため、数隻の製造に留まった。こうした飛行船の主な任務は輸送船団を護衛し、ドイツUボートの哨戒や捜索にあたることだった〔SS-class blimps Airship Heritage Trust. Retrieved on 25 March 2009.〕。 == 設計と開発 == 1916年、SS級を元とし、RNASキングスノースで設計が始められた。この操縦室はより高い快適さを求めて作られており〔''Twenty-One Years of Airship Progress.'' flightglobal.com. Retrieved on 28 March 2009.〕、ただ単に航空機の胴体部分を採用してあてがうというものではなくなった。SSP級の操縦室は長方形の横断面を持っており、先端は鈍められた形で、3名の搭乗員を収容できた〔Whale (2008), p.60.〕。 名前が指し示すように、SSP級は、操縦室後方の架台上に据え付けられた出力100hp(75kw)のグリーン・エンジン1機によって動かされた。推力は推進式に取り付けられた、直径2.7mの4翅プロペラによって生み出された。後、SSP級のうち4隻は75hp(56kw)のロールスロイス・ホーク・エンジンに換装した〔。 6隻のSSP級軟式飛行船が1917年1月から6月まで任務に就いたが〔SSP-class blimp specifications and logs. AHT. Retrieved on 25 March 2009.〕、SSZ級軟式飛行船の成功により、このタイプの飛行船がSS級軟式飛行船の標準的な派生型となることが決定され、またSSP級飛行船の計画は終了となった〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SSP級軟式飛行船」の詳細全文を読む
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