|
TAM航空3054便オーバーラン事故(TAMこうくう3054びんオーバーランじこ、英語:tam airlines Flight3054、ポルトガル語:TAM Linhas Aéreas Vôo 3054 "JJ 3054")とは、2007年7月17日に発生した航空事故である。 == 概略 == TAM航空3054便は、ブラジル南部のポルトアレグレ からサンパウロを結ぶ国内線として運航されていた。機材はエアバスA320で運航されており、乗客180名、乗員6名が搭乗していた。 3054便はポルトアレグレの空港を現地時間午後5時16分(協定世界時午後8時16分)に離陸した。現地時間午後6時50分に3054便は雨が降りしきるなかをサンパウロのコンゴニャス国際空港の滑走路35Lへ着陸したが、その直後に滑走路をなぜか左にそれてオーバーランし、空港敷地外へ飛び出した。 機体は滑走路を飛び出した上に、道路を横切った挙句、TAM航空の貨物取扱場がある建物とガソリンスタンドに高速で衝突し炎上した。ガソリンスタンドへの地下燃料貯蔵庫への引火による爆発は避けられたものの、この事故で乗員乗客186名全員と地上の8名の194名が犠牲となり、地上にいたTAM航空の職員13名が負傷した。また、速報では「消防関係者」の話として「旅客機に乗っていた全員と地上にいた人々を入れて200名以上が犠牲になった」という話が流される〔中国新聞2007年7月19日夕刊〕など、事故直後の混乱ぶりがうかがえる。 この事故による犠牲者数はブラジルだけでなく南アメリカ諸国では最悪の航空事故となった。ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ大統領は事故発生から3日間、国中が喪に服することを宣言した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「TAM航空3054便オーバーラン事故」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|