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TIEファイター : ウィキペディア日本語版
TIEファイター[たいふぁいたー]

TIEファイター(タイファイター)は、映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場する架空の宇宙戦闘機である。TIEは、ツイン・イオン・エンジンTwin Ion Engine)の頭文字をとったものである。銀河帝国の最も標準的な宇宙戦闘機であり、旧三部作でも多数登場する。
== 概要 ==
一般的にTIEファイターと言う場合、通常は標準型の前線用タイプであるTIE/Lnファイター(LnはLineの略、前線の意)の事を指す。TIEシリーズ共通の球形コクピットと、それを挟む2枚の六角形の大型ソーラーパネルが特徴である〔勘違いされやすい点だが、特徴的な2枚の大型パネルはイオンエンジンにエネルギーを供給する「ソーラーパネル」であり、TIEの名称の由来となった2基のイオンエンジンは球形のコクピット後部に2基搭載されている。〕。
その後のTIEシリーズの原型ともなった本機の特徴は、徹底的な機動性の追求である。常軌を逸した軽量化優先の設計がなされており、偏向シールドはおろか、装甲板脱出装置降着装置、はてはパイロットの生命維持装置すら持たない。その為、真空の宇宙空間を飛行する場合、パイロットは生命維持用に宇宙服も兼ねた専用のフライトスーツを着用する必要があるなど、航空機・宇宙船と言うよりも”武装付き飛行フレーム”といった性格の機体である。その上、視界が極めて劣悪という欠陥(後述)もあり、パイロットにはかなりの精神的負荷を強いるが、彼らはTIEファイター・パイロットを養成する教育課程に於いて「自らの犠牲は銀河帝国の支配力に繋がる」という理念を叩き込まれており、自らの死に対する恐怖を殆ど感じなくなる程迄に訓練されている為〔ゲーム『' 』内の設定では、帝国の医療技術は大変優れており、撃墜された瀕死のパイロットすらも回復させるほどである。ただしあくまでもこのゲームのみでの設定であり、公式の世界設定においてそこまでの技術があるのか(そしてパイロット一人一人をそこまで大切にするのか)は不明である。〕〔しかし、『エピソード4/新たなる希望』劇中のラストシーンにおいて、後方からファルコン号の奇襲攻撃を受け、パニックに陥ったベイダーの護衛機が操縦を誤り、護衛対象のベイダー機に接触して弾き飛ばしてしまい、自らはデス・スターの外壁に墜落するというシーンがある。〕、通常の任務中において心理的な問題は発生しない。反乱同盟軍はこの様な理念を持つ帝国軍パイロットを、そのストーム・トルーパーと同形のマスクになぞらえて「バケツ頭」と呼んでいる。〔ゲーム『スターウォーズ レベルアサルトII』(英語版)より。〕〔ちなみに反乱同盟軍のパイロットにも帝国アカデミー出身の者が多かったため、彼らも「元・バケツ頭」であった。〕 』内の設定では、帝国の医療技術は大変優れており、撃墜された瀕死のパイロットすらも回復させるほどである。ただしあくまでもこのゲームのみでの設定であり、公式の世界設定においてそこまでの技術があるのか(そしてパイロット一人一人をそこまで大切にするのか)は不明である。〕〔しかし、『エピソード4/新たなる希望』劇中のラストシーンにおいて、後方からファルコン号の奇襲攻撃を受け、パニックに陥ったベイダーの護衛機が操縦を誤り、護衛対象のベイダー機に接触して弾き飛ばしてしまい、自らはデス・スターの外壁に墜落するというシーンがある。〕、通常の任務中において心理的な問題は発生しない。反乱同盟軍はこの様な理念を持つ帝国軍パイロットを、そのストーム・トルーパーと同形のマスクになぞらえて「バケツ頭」と呼んでいる。〔ゲーム『スターウォーズ レベルアサルトII』(英語版)より。〕〔ちなみに反乱同盟軍のパイロットにも帝国アカデミー出身の者が多かったため、彼らも「元・バケツ頭」であった。〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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