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V・O・マールィシェウ記念工場()は、ハリコフ機関車工場(KhPZ)が前身となる、ウクライナのハルキウに存在する州立の重工業の製造所である。この名前は、ソ連の政治家ヴャチェスラフ・マルィシェフから名前が付けられている。この工場は、ディーゼルエンジン、農業機械、石炭採掘機械、砂糖精製機械、風力発電所の設備を作っているが、最も有名なのがソ連の戦車の製造である。これらの戦車には、高速戦車であるBT戦車や、第二次世界大戦で有名なT-34戦車、冷戦中のT-64やT-80、最近のウクライナの後継戦車のT-84がある。 工場は、モロゾフ設計局(KMDB)と非常に密接な関係が有り、KMBDは軍事向けの装甲戦闘車両(AFV)の設計を行なっている。 工場は何度か名称を変更しており、英語(及び英語を介した日本語)への翻訳では、ロシア語の''zavod''を、工場(factory)や、生産工場(plant)、製造所(works)等とかかれる場合がある。ウクライナの都市、ハルキウ(''Kharkiv'')は、ロシア語でハリコフ(''Kharkov'')と呼ばれる。 ==歴史== ===概要=== * 1895年―ハリコフ蒸気機関車工場()の設立 * 1923年―コムナールトラクターの製造ラインが作られる。 * 1928年―コミンテルン記念ハリコフ蒸気機関車工場()に名称を変更。戦車の設計局が設立される。 * 1936年―第183工場に名称変更。 * 1941年―ウラルのニージュニイ・タギールへ移動。ウラル車輌工場(現ウラルヴァゴンザヴォート)と統合され、第183ウラル戦車工場となる。 * 1945年―ハリコフにおいて製造を再開、第75ハリコフ・ディーゼル工場と名称変更。 * 1957年―マールィシェフ記念工場()に名称変更。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「V・O・マールィシェウ記念工場」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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