翻訳と辞書
Words near each other
・ W・ユージン・ムーア
・ W・ユージン・ムーア・ジュニア
・ W・ランドルフ・バージェス
・ W・リチャード・スティーヴンス
・ W・リー・ワイルダー
・ W乳れ〜しょん
・ W井上
・ W値
・ W国立公園
・ W型12気筒
W型16気筒
・ W型18気筒
・ W型3気筒
・ W型8気筒
・ W型エンジン
・ W早稲田ゼミ
・ W杯
・ W染色体
・ W浅野
・ W粒子


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

W型16気筒 : ウィキペディア日本語版
W型16気筒[だぶりゅがたじゅうろっきとう]

W型16気筒(ダブリュがたじゅうろっきとう)はピストン内燃機関レシプロエンジン)のシリンダー配列形式の一つで、W型エンジンの一種。W16と略される事もある。今日存在するW型16気筒エンジンは全て狭角V型エンジン技術の延長上で設計されており、8つのピストンを持つ2つのシリンダーバンクが組み合わされ、1本のクランクシャフトを回すレイアウトを採用している〔http://smgenglish.typepad.com/photos/uncategorized/2007/12/19/bugatti_w16.jpg〕。
フォルクスワーゲンは現在W型16気筒を生産する唯一の自動車メーカーであり、フォルクスワーゲンのデザインはW型12気筒を延長して4気筒を追加する形を採っている。このデザインは元々はフォルクスワーゲン・VR6型エンジンで培われた技術でもある。この形式のエンジンは1999年に発表されたコンセプトカー:en:Bentley Hunaudieresで初めて公開され、後にアウディのコンセプトカーである:en:Audi Rosemeyerにも採用された。
==フォルクスワーゲンのW型エンジン==
フォルクスワーゲンが今日生産するW型エンジンは全て狭角V型エンジンをベースに開発されている。VR6エンジンは15度の狭いシリンダーバンクを持つV型エンジンであり、ピストンの位置を左右にずらして配置することで直列6気筒と比較して短い全長を持つ事に成功した。この狭角V型エンジンを通常のV型エンジンのようにV型に配置することで、W型のレイアウトが完成する。このようなレイアウトで製造されたW型エンジンは、通常のV型エンジンと比較してエンジン全長を短くすることが可能であり、通常のV型エンジン用のエンジンルームのスペースでさらに多気筒のエンジンを搭載することが可能となる。
フォルクスワーゲンのW型エンジンはVR6型のシリンダーバンクを72度の角度で配置し、始めにVR4型エンジンを2つ組み合わせたW型8気筒が製造され、後にシリンダーバンクを90度に拡大したW型16気筒が登場した。
なお、フォルクスワーゲンはこのW型16気筒を開発する以前に、一般的な3バンクレイアウトを採用したW型18気筒エンジンを開発している。このW型18気筒は1998年と1999年に発表されたブガッティのコンセプトカーに搭載されたが、一般販売されることなく終わっている。このエンジンと区別する意味で、今日のW型16気筒はしばしばWR16と呼ばれることがある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「W型16気筒」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.