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Xデー[えっくすでー]
Xデー(エックスデー)とは、起こることは確定的であるが、いつ起こるか予測できない重大事件が起きる日を指す俗称である。「X-Day」は海外ではこのような意味では使われない。 == 概要 == Xデーは、元々は作戦予定日を意味する軍事用語であった。例えば、第二次世界大戦における連合国の日本本土侵攻作戦の一部として、九州侵攻(「オリンピック作戦」)の作戦予定日が「Xデー」と呼ばれていた。似た軍事用語に「D-デイ」があり、たとえばノルマンディー上陸作戦(1944年6月6日)に用いられた。その後、長期化している人質事件の強攻策予定日という意味でも用いられている。 日本においては、いつか必ず起こるが、現時点ではそれがいつかは分からない重大事、特に破滅的な出来事の起きる日を指す言葉として使われ、富士山大噴火や東海地震(東海・東南海・南海連動型地震)の被害が予想される自然大災害の発生日に用いられる。 また実現可能性として「いつか必ず起こる」とは必ずしも言い切れないものの実現可能性がある程度存在して破滅的な出来事の起きる日として、国際的に注目される国が絡む軍事衝突日やクーデター日や財政破綻日にも「Xデー」と用いられることがある。例として核保有国同士による核戦争を含めた全面戦争に発展する第三次世界大戦の開戦日、アメリカ合衆国や日本のような経済大国の財政破綻日などがある。前述の例はまだ到来していないが、少しスケールを小さくした上での破滅的な出来事の事例として、アメリカ合衆国とイラクが政治的に対立していた2003年に軍事的緊張感が高まっていた中、アメリカによるイラク開戦日(実際の開戦日は2003年3月20日)、2001年に大量の債務を抱えて財政破綻が囁かれていたアルゼンチンの財政破綻日(実際の財政破綻日は2001年12月24日)はそれぞれ発生前に「Xデー」と言われていた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Xデー」の詳細全文を読む
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