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Xプロトコル : ウィキペディア日本語版
X Window System プロトコルとアーキテクチャ

X Window SystemX11X)は、ネットワーク透過ビットマップディスプレイ用ウィンドウシステムである。本項目は、X11のプロトコルと技術的構造の詳細を解説する。
== Xクライアントサーバモデルとネットワーク透過性 ==
Xはクライアントサーバモデルに基づいている。「Xサーバ」プログラムはグラフィックディスプレイのあるコンピュータ上で動作し、各種「クライアントプログラム」と通信する。サーバはグラフィカルな出力(ウィンドウ)の要求を受け付け、(キーボードやマウスの)ユーザー入力をクライアントに送信する。
X では、サーバがユーザーの使っているマシン上で動作し、クライアントは他のマシンでも動作できる。これは一般的なクライアントサーバモデル(「クライアント」がユーザーのコンピュータ上で、「サーバ」が遠隔のコンピュータ上で動作する)とは逆であり、Xを新たに使おうとする人は、この逆転に戸惑うことが多い。X の用語はエンドユーザーやハードウェアよりもプログラムの観点を採用している。遠隔にあるプログラムはローカルなマシン上で動作するXサーバのディスプレイと接続し、クライアントとして機能する。ローカルなXディスプレイは入っているトラフィックを受け付けるので、サーバとして機能する。
サーバとクライアント間の通信プロトコル透過性を実現している。クライアントとサーバは同じマシン上でも動作できるし、異なったマシン上でも動作できる。それらマシンのアーキテクチャオペレーティングシステムの差異は問題にならない。クライアントとサーバ間の通信をインターネット上で行う場合、暗号化されたコネクション上でトンネリングすることでコンピュータセキュリティを確保できる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 X Window System protocols and architecture 」があります。



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