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X線パルサー[えっくすせんぱるさー] X線パルサー(X-ray pulsar)は、X線の強さが周期的に変化するX線源である。X線の周期の範囲は、数分の1秒から数分である。 ==機構== X線パルサーは、磁場を持つ中性子星が通常の恒星の周りを公転する連星系から構成される。中性子星の表面での磁場の強さは、通常108テスラ程度であり、地球表面(60ナノテスラ)よりも1兆倍以上も強い。 伴星からガスが降着して磁極で中性子星の磁場とつながり、地球の2つのオーロラ帯に似た2つ以上の熱い局所的なX線ホットスポットを生じる。これらのホットスポットで、落ち込むガスは光速の半分まで加速される。約1km2の広さと推定されるホットスポットに落ち込むガスからは巨大な位置エネルギーが放出され、太陽の1万倍以上も明るく輝く。 温度は数百万度に達するため、ホットスポットは主にX線を放出する。中性子星は回転しているため、磁場の軸が自転軸に対して傾いている時には、パルス状のX線が観測される。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「X線パルサー」の詳細全文を読む
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