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(ヘータ、希:, 英:heta)は、現在使用されていない古代ギリシア文字の字母の1つ。音価としてはを表した字母であった。 古代ギリシア語において、アッティカ方言が共通語としての地位を確立する頃に、この字母の使用は廃れた。この頃、の表記法は、“ (Hē)”の様に母音の前に“ ̔ ”を付記することで表わすようになった。これを気息記号と言い、語頭の母音にがある場合は“ ̔ (U+0314)”を附記し、ない場合は“ ̓ (U+0313)”を附記することで書き分けるようになった(コンマアバブ参照)。なお、小文字の場合“/”のように母音字の上に表記するが、古典時代には小文字はない。 現代ギリシャ語にはの音素が存在しないため、古典語を反映したカサレヴサでは表記されるものの、口語を元にしたディモティキでは使用されていない。(古川晴風 『ギリシャ語四週間』 大学書林、1958年、より)。。 後のローマ人がラテン語字母として“Η”(エータ)を、本字母の音価を表した文字“H”(エイチ)として採用したことで、本字母は文字としても消滅した。''(ヘータ、希:, 英:heta)は、現在使用されていない古代ギリシア文字の字母の1つ。音価としてはを表した字母であった。 古代ギリシア語において、アッティカ方言が共通語としての地位を確立する頃に、この字母の使用は廃れた。この頃、の表記法は、“ (Hē)”の様に母音の前に“ ̔ ”を付記することで表わすようになった。これを気息記号と言い、語頭の母音にがある場合は“ ̔ (U+0314)”を附記し、ない場合は“ ̓ (U+0313)”を附記することで書き分けるようになった(コンマアバブ参照)。なお、小文字の場合“/”のように母音字の上に表記するが、古典時代には小文字はない。 現代ギリシャ語にはの音素が存在しないため、古典語を反映したカサレヴサでは表記されるものの、口語を元にしたディモティキでは使用されていない。(古川晴風 『ギリシャ語四週間』 大学書林、1958年、より)。。 後のローマ人がラテン語字母として“Η”(エータ)を、本字母の音価を表した文字“H”(エイチ)として採用したことで、本字母は文字としても消滅した。''(Hē)”の様に母音の前に“ ̔ ”を付記することで表わすようになった。これを気息記号と言い、語頭の母音にがある場合は“ ̔ (U+0314)”を附記し、ない場合は“ ̓ (U+0313)”を附記することで書き分けるようになった(コンマアバブ参照)。なお、小文字の場合“/”のように母音字の上に表記するが、古典時代には小文字はない。 現代ギリシャ語にはの音素が存在しないため、古典語を反映したカサレヴサでは表記されるものの、口語を元にしたディモティキでは使用されていない。(古川晴風 『ギリシャ語四週間』 大学書林、1958年、より)。。 後のローマ人がラテン語字母として“Η”(エータ)を、本字母の音価を表した文字“H”(エイチ)として採用したことで、本字母は文字としても消滅した。 == 符号位置 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヘータ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Heta 」があります。 スポンサード リンク
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