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Α-グルコシダーゼ : ウィキペディア日本語版
Α-グルコシダーゼ

α-グルコシダーゼ(α-glucosidase; )はのα-1,4-グルコシド結合加水分解する反応を触媒する酵素。α-1,4-グルコシド結合を持つ代表的な糖、麦芽糖(マルトース)もこれによって分解されるため、マルターゼ(maltase)とも呼ばれる。アグリコンとして各種アルキル基,アリール基を持つ物も基質とする〔α-グルコシダーゼ、『生物学辞典』、第4版、岩波書店〕
ヒトでは小腸上皮細胞に膜酵素として発現している消化酵素である(膜酵素であるのは、吸収直前に単糖に分解することで腸内細菌などに栄養を奪われにくくする為である)。殆どの生物がこの酵素を備えており、代謝にかかわっている。基質特異性は酵素の起源により様々で、配糖体の分解能を備えているものや、デンプンを分解するものなどがある。特に酵母では豊富に存在するが酵母から精製した酵素は基質特異性が低い。ヒト腸粘膜からは5種類のα‐グルコシダーゼが分離されているがそれぞれ基質特異性が異なる。〔

== 医療 ==
医療においては、αグルコシダーゼ阻害剤が実用化されている。二糖類単糖類に分解され、吸収されることを阻害することで、血糖値の上昇を防ぐ。糖尿病治療薬として、グルコバイベイスンセイブルなどが上市されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Α-グルコシダーゼ」の詳細全文を読む



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