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フェライト相(ferrite)は、純度100%の鉄において911℃以下の温度領域にある鉄の相(組織)である。この領域において、鉄は体心立方格子構造をとる。αFe、α鉄(アルファてつ)ともいう。名称はラテン語で鉄を意味する『Ferrum』に由来する。 純度 100 %の鉄において、911 ℃を超えると、オーステナイトに変化する。この温度をA3点という。 フェライトは、Fe-C状態図において、728℃で最大溶解量0.0218 %までの炭素を固溶できる。この最大溶解量の値が、鉄と鋼の分かれ目となっている。 770 ℃までは強磁性体である。770 ℃を超えると常磁性体に変化する。この温度をA2点(キュリー点)という。 == 関連項目 == * β鉄 * オーステナイト(γ鉄) * デルタフェライト(δ鉄) * パーライト * ソルバイト * 炭素鋼 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フェライト相」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ferrite (iron) 」があります。 スポンサード リンク
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