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カラス(烏、鴉、鵶、雅)は、鳥類カラス科の1グループ。カラス属 または近縁な数属を含む。 多くは全身が黒く、黒い鳥の代表とみなされ、諺などではよく白いサギと対比させられる。ただし、実際は、白黒2色のコクマルガラス、暗褐色に白斑のホシガラスなどもおり、必ずしも真っ黒のものだけではない。 ==種類== カラスは、最も広義にはスズメ目カラス科の総称だが、通常はその一部とされる。最も広義のカラス、つまりカラス科は、通常のカラスのほか、カケス類、サンジャク類、オナガ類、カササギ類などを含む。 カラス科内でのカラスの範囲は、狭義にはカラス属、広義にはそれに近縁な数属とされる。ただしコクマルガラス属 は、独立属とするかカラス属に含めるか論争があるがそれにかかわらず、「カラス属」とされる最も狭義のカラスにも含められるようである〔〔。 カラス科の中で標準和名に「カラス」(または「ガラス」)がある種は、 * ベニハシガラス属 ○ * ソデグロガラス属 ○ * サバクガラス属 ○ * ホシガラス属 ● * コクマルガラス属 ● * カラス属 ● に含まれる。また、カササギ属のカササギは、標準和名には「カラス」はないが、カチガラス、コウライガラスの異名を持つ。 これらのほとんどは、かつてはカラス属に近縁だろうと考えられていた〔カラスを「カラス属およびそれに近縁な属」としている日本大百科全書(浦本昌紀)は、カラス属に近縁な属としてベニハシガラス属・ホシガラス属、近縁な可能性がある属としてサバクガラス属・ヒメサバクガラス属を挙げている。ソデグロガラス属については言及がない。〕。しかし実際は、ホシガラス属・コクマルガラス属はカラス属に近縁(●を付けた)だが、ソデグロガラス属・サバクガラス属・ベニハシガラス属は離れており(○を付けた)、中でもベニハシガラス属はカラス科の中で最初に分岐している。 カラス科以外では、ウミガラス、オオウミガラス(共にチドリ目ウミスズメ科)、チシマウガラス(ペリカン目ウ科)、カワガラス(スズメ目カワガラス科)、ハゴロモガラス(スズメ目ムクドリモドキ科)、ハイイロモズガラス、フエガラス(共にスズメ目フエガラス科)などもいるが、生物学上のカラスの仲間とはみなされない。ただし、スズメ目シジュウカラ科のヒメサバクガラスは、かつてはサバクガラス属に近縁だと考えられ、カラス科に含められていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カラス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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