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大向 美咲(おおむかい みさき、1990年 - )は、岩手県久慈市出身の北限の海女。「かわいすぎる海女」の異名で知られる。 元プロレスラーの大向美智子、および、演歌歌手の金澤未咲は親戚にあたる〔大向美咲 (大向美智子オフィシャルブログ 2009年9月19日)〕〔北限の海女♪ (金澤未咲・七瀬龍一の岩手音ブログ~音・音楽~ 2010年7月30日)〕。 == 来歴 == 岩手県久慈市の小袖海岸では明治以来、生活のために女性が素潜りによる海女漁を行っていた(第一次産業)。 1959年(昭和34年)11月27日にNHKラジオ第1放送においてラジオドラマ「北限の海女」(原作:水木洋子、出演:荒木道子・原泉・賀原夏子)が放送されると〔特集 NHKラジオドラマ放送50周年記念 「北限の海女」及び水木洋子の世界 (月刊ダ・なす 平成21年7月28日/8月号ピックアップ)〕〔水木洋子の海洋作品 (千葉県市川市)〕、当地の海女たちはドラマの題名と同様「北限の海女」として全国に知られるようになった。1980年代には東北新幹線や三陸鉄道の開業で観光客の増加が見られるようになり〔振り返る「北限の海女」久慈で来月から資料展 (岩手日報 2009年7月11日)〕、かつては生活のためだったものから観光の呼び物としても当地の海女は活躍するようになった(第三次産業化)。しかし、バブル崩壊以降は観光客が減少し、最盛期に100人いた海女も20人ほどまで減少した。 2009年(平成21年)、当地の最高齢海女を祖母に持つ大向美咲〔新人海女・大向美咲さんのライフスタイルを紹介 (東海テレビ『a life』 2009年10月25日放送)〕は、高校卒業後に先輩海女の勧めで久慈市漁業協同組合小袖支所「小袖北限の海女の会」に同級生の小袖妃香理とともに入会した〔かわいすぎる北限の海女、シーズンオフも大活躍 大向さんと小袖さんインタビュー (産経新聞 2010年1月9日)〕。2009年(平成21年)8月2日の「第20回 北限の海女フェスティバル」〔(久慈市)〕で2人はデビューするが、小袖は会社が休みの日だけ海女をし、大向はほぼ常勤で働いていた。 その大向をNHK盛岡放送局が取材し〔海女さんは19歳…岩手 (読売新聞 2009年9月27日)〕、8月15日にNHKで全国放送されると、大向はインターネットの日本語ウェブサイト上で「かわいすぎる海女」として話題になり〔【YouTube】「かわいすぎる海女」…見られるのは9月まで (サーチナ 2009年8月19日)〕〔ネットで話題の“かわいすぎる海女”、「今度は本当にかわいい」と絶賛も。 (Narinari.com 2009年8月17日)〕、韓国語ウェブサイト上でも検索ワードランキングで4位になる〔小袖海女センターのテレビ情報 (TVais)〕など話題になった〔【韓国ブログ】日本の「かわいすぎる海女さん」が韓国でも話題に (サーチナ 2009年8月18日)〕。 その後、会社の休日だけ海女をしている小袖もテレビに出るようになり、2人合わせて「かわいすぎる海女」と呼ばれるようになった。 9月末で海女のシーズンが終わると、大向は10月から久慈市の臨時職員となり、各地で観光PRや物産展などが開催される場合は海女姿で参加し、平時は「もぐらんぴあ」に勤めるようになった〔。 大向を初めとした北限の海女の話題は、日本のテレビ放送や新聞で度々取り上げられているほか、台湾の民間全民電視公司や東森新聞台〔19歲正妹當「海女」 風靡全日本 (東森新聞 2009年9月30日)〕などのテレビ放送でも取り上げられている。 2010年(平成22年)5月には、ギャル系雑誌のファッションモデル出身の藤田志穂らによる「ノギャルプロジェクト〔ノギャルプロジェクト「シブヤ米」 〕」(秋田県南秋田郡大潟村)やLieらによる「ウギャルプロジェクト〔ウギャルプロジェクト 〕〔かまいし魅力発信協議会 (かまいし水産振興企業組合 )〕〔かまいしウギャルプロジェクト公式ブログ「ウギャルが浜にやって来た!」 (かまいし魅力発信協議会)〕」(岩手県釜石市)と、「かわいすぎる海女」の事例を挙げて、日本の農業や漁業の振興策として品種改良や外国への輸出に加えて「美女」で注目を集める手法も登場したと、台湾の東森新聞および中華人民共和国の人民日報が伝えた〔日本美女下海养珠辣妹下乡种田引热议 (人民網 2010年5月23日)〕〔日本で「美女」による農業・漁業の振興 (人民網日本語版 2010年5月24日)〕。 同年8月20日、大向を含む新人海女3人が、7月27日に「小袖海女の会」をそろって退会していたと日本のマスメディアで報じられ始めた〔出漁拒否!?かわいすぎる海女「電撃引退」の真相-岩手・小袖海岸発(フライデー9月3日号 2010年8月20日)〕〔「かわいすぎる海女」大向さんが引退していた (ゆかしメディア 2010年8月20日)〕〔かわいすぎる海女が引退!? 待望のDVD発売も延期に...... (メンズサイゾー 2010年8月21日)〕〔「北限の海女」若手3人引退 久慈 体調不良理由? (河北新報 2010年8月22日)〕。8月23日には大韓民国でも国民日報が脱会について報じ〔“이젠 지긋지긋해” 日 미소녀 해녀 돌연 은퇴선언 (国民日報 2010年8月23日)〕、韓国語の各ネットメディアでも報道された〔かわいすぎる海女さん「なんで引退したの?」韓国でも関心集中 (Searchina 2010年8月24日)〕。8月24日には台湾でも自由時報が退会について報じた〔世代隔閡! 正妹海女不幹了 (自由時報 2010年8月24日)〕。退会の原因として、1か月あたり27日働いて給料が7万程度だったから〔引退した「かわいすぎる海女」 月給7万円だったと地元民 (女性セブン 2010年9月16日号)〕、また、先輩海女と接客態度について意見が対立したから等と報道された〔〔かわいすぎる海女 引退の裏にベテラン海女との意見の対立説 (女性セブン 2010年9月16日号)〕〔2010年8月20日発売のフライデー〕。 2011年(平成23年)3月11日に東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生すると、久慈市も津波の被害に遭ったことを受けて「死亡説」が流れた。しかし、3月17日に大向美智子のブログにおいて無事を報告され〔美しすぎる海女 (大向美智子ブログ「Egoist大向美智子のEGO日記 ~白い薔薇 黒い薔薇~」 2011年3月17日)〕、「死亡説」はデマとして否定された。発災から2週間後にはフジテレビ系ニュース番組の現地インタビューに本人が出演し、「海中のダメージが心配」とコメントを残した。 2013年(平成25年)4月、久慈市内の水族館で臨時職員として働いている姿が写真週刊誌FRIDAYに掲載された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大向美咲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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