翻訳と辞書 |
かんむり座R星[かんむりざあーるせい] かんむり座R星(かんむりざアールせい)は、かんむり座にある有名な爆発型変光星で、かんむり座R型変光星の代表星として知られている。学名はR Coronae Borealis(略称はR CrB)。1795年にエドワード・ピゴットにより発見された〔岡崎彰 著 『奇妙な42の星たち』 誠文堂新光社、1994年4月1日発行、ISBN 4-416-29420-4、67頁。〕。 == 物理的性質 == 5.71等から14.8等の間を不規則に変光する〔日本変光星研究会のかんむり座R星の星図 〕。スペクトル型はC0,0(F8pep)の黄色超巨星である〔。この型の星のスペクトルの特徴は炭素の吸収線が強く、水素の吸収線が非常に弱いことである〔『奇妙な42の星たち』、68頁。〕。これは星の大気が水素が欠乏し、炭素が過剰になっていることを示している〔。 このタイプの星は通常はほぼ一定光度で輝いている(ごくわずかに脈動するものもある)。だが時々数等ほど暗くなる。変光原因は大気中の炭素が上層部に達すると冷却して煤となり、星の光を覆い隠すからと考えられている〔。大気の下層部まで煤が来ると温度が高くなるので煤は蒸発し星は元の明るさに戻るとされている〔『奇妙な42の星たち』、68-69頁。〕。 かんむり座R星までの距離は非常に遠く、約4000光年と考えられている〔 著、村山定男 監訳、白尾元理 訳 『フィールド版 スカイアトラス』 丸善、1991年8月30日発行、ISBN 4-621-03625-4、82頁。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「かんむり座R星」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|