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がん漬 : ウィキペディア日本語版
がん漬
がん漬(蟹漬、がんづけ)は、干潟に生息する小型のカニを利用した塩辛の一種である。有明海沿岸で作られる郷土料理〔豊田(2006):36ページ〕で、地域によってがね漬がに漬真がに漬などとも呼ばれる。

== 作り方 ==
干潟で活動するシオマネキヤマトオサガニアリアケガニなどのカニ〔全国料理研究会柊会(1974)によると、シオマネキ以外にも「マガニ」、「つま赤がに」、「とうもろがに」、「いしもちがに」、「よしがに」というカニが使われることがあるという。〕を漁獲して殻ごと砕き、調味料と唐辛子を加えて発酵させる。味は地域や製造元によって異なる。殻の砕き方は、歩脚がそのまま残る程度に粗く砕いたものと、数mm程度の破片になるまで細かく砕いたものの二つに分けられる。完成品は濃い緑褐色をしている。多くは瓶詰めで販売されており、有明海沿岸域の食料品店や土産物店で入手できる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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