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きく8号[きく8ごう]
きく8号(きく8ごう)は宇宙航空研究開発機構 (JAXA)、 情報通信研究機構(NICT)、日本電信電話株式会社(NTT)が共同で開発した技術試験衛星である。開発時の名称は技術試験衛星VIII型 (ETS-VIII) であり、これまでの慣習に従い、きく8号という愛称がつけられた。JAXAの衛星は打ち上げが成功した後で公式な愛称が発表されるのが一般的であるが、当機は打ち上げ前に愛称が公表された。これは「だいち」と同様であった。 == 目的 == 当機は移動体通信、特に打ち上げ時期である2006年当時一般的であった携帯電話に見られるようなハンディタイプの端末と衛星との直接通信を可能にする技術を目的として開発された。当時の携帯電話は通信に地上の基地局が必要であり、一般に山間部や海上ではサービスが提供されていなかった。また災害発生時も通話が困難になることが多かった。当機は山間部、海上、災害発生域で安定した通信サービスを提供することを目標とした。また測位システムに静止衛星を利用するための実験も行う。ミッション期間は3年、衛星の寿命は10年の予定。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「きく8号」の詳細全文を読む
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