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キンギョ(金魚、学名: ''Carassius auratus auratus'')は、フナの突然変異のなかから、橙色のヒブナを人為的に選択し観賞用に交配を重ねた結果生まれた観賞魚。 == 概要 == フナの変異種である金魚は、飼育が容易であるため、観賞魚として世界中で親しまれている。 原産地は中国。中国の鮒(チイ)の突然変異種である緋鮒(ヒブナ)を改良したものである。近年、DNA分析の結果ギベリオブナが直接の先祖にあたることが判明した。淡水性の魚類で主に藻や水草を食べる。卵生で水中の植物に産卵する。通常30cm程度まで成長する(記録は59cm、体重3kg)。寿命は10年-15年(ギネス記録は43年、非公式で45年)。学名の''auratus''はラテン語で「金色の」という意味。 はじめに学名をつけたスウェーデンの生物学者カール・フォン・リンネは、キンギョをフナではなくコイの仲間とみなし、''Cyprinus auratus''と命名している。 〔Dictionnaire des sciences naturelles: dans lequel on traite méthodiquement 著者: Frédéric Cuvier〕 産地は日本の各地にあるが、愛知県弥富市、奈良県大和郡山市、江戸川下流域がキンギョの三大養殖地として知られており、他にも山形県、熊本県玉名郡長洲町などが有名である。また近年では江戸川下流域から埼玉県北部及び茨城県南部へ生産拠点を移す業者が増えている。各地に美しい魚体の保存・鑑賞を目的とした、愛好会・保存会が多数存在する。 奈良県では2012年にアユ・アマゴと合わせて「県のさかな」に指定された〔奈良県のさかなに制定 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キンギョ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Goldfish 」があります。 スポンサード リンク
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