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コムフィルタ()は、信号にそれ自身を遅延させたものを追加することで干渉を生じさせるフィルタ回路の一種である。くし形フィルタまたはくし型フィルタとも。コムフィルタの周波数特性は一定間隔のスパイク状になり、図示すると櫛のように見える。 == 用途 == コムフィルタは様々な信号処理に利用されている。 * CICフィルタ(カスケード積分コムフィルタ)は、サンプリング周波数変換の際のアンチエイリアスによく使う。 * 2次元および3次元のコムフィルタは、PALおよびNTSCのテレビデコーダに使う。ドットクロールを低減させる効果がある。 * エコー、フランジャーといった音響効果。 * デジタルウェーブガイド合成などの物理モデル音源。例えば、遅延を数ミリ秒に設定すると、コムフィルタを使って円筒形の空洞や振動する紐などの音響定常波をモデル化できる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コムフィルタ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Comb filter 」があります。 スポンサード リンク
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