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くじゃく座δ星(くじゃくざデルタせい、δ Pav / δ Pavonis)は、くじゃく座の恒星。 == 観測 == この恒星はスペクトル型G7 V-IVであるが、表面温度の割に光度が高いことからすでに準巨星(水素核融合がほぼ停止して赤色巨星へのプロセスを開始した恒星)化している可能性がある。この恒星は50億歳から70億歳で、光度は誕生時に比して60%増大している(後期の増大は太陽のそれに近い)。くじゃく座δ星の銀河に対する軌道は太陽のそれと非常に良く似ている。この恒星を巡る惑星は今のところ見つかっていない〔。 この恒星に対するスペクトル分析の結果は、ヘリウムよりも重い元素の割合(金属量)が太陽よりも高い事を示している。この値は水素と鉄の相対比を太陽大気と比較して示される(鉄は恒星大気中で検知しやすいため)。 くじゃく座δ星の場合、金属量は以下の通り。 : (太陽を基準とした鉄:水素比を対数を用いて表記)この恒星の大気が太陽大気に比して240%の鉄を持つことを示す。 これまでの研究により、恒星の金属量と惑星の存在には相関が見出されつつある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「くじゃく座デルタ星」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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