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九州横断バス(きゅうしゅうおうだんバス)は九州産交グループが運行する定期観光バスである。かつて九州横断バスが運行していた熊本-雲仙-長崎間を現在運行する雲仙・長崎オーシャン観光バスについても記述する。 == 概要 == 定期観光バスではあるが、実質的には別府市と熊本市を結ぶ路線バスとしても機能している。とはいえ、沿線には阿蘇山をはじめ、黒川温泉や由布院、城島高原、別府温泉、水前寺公園や熊本城など観光資源に非常に恵まれていることや、雄大な阿蘇の景観が車窓に展開することからこの路線に乗ること自体が観光になりうるという点や、単純に熊本と別府の都市間移動のみが目的の場合は直行の特急バスやまびこ号〔大分(トキハ前)で下車後、大分駅においてJRまたは別府方面行きのバスへ乗換え〕の方が速く運賃も安いということを考えれば、やはり観光バスといえる(黒川温泉への交通手段としては貴重な存在でもある)。実際JTBの『時刻表』ではこの路線は「定期観光バス」の欄に掲載されている。したがって、時刻表でこの路線を調べるときは注意を要する。 過去においては別府 - 熊本 - 長崎という文字通り九州を横断する長距離路線を構成しており、熊本以西では天草や雲仙などをコースに含んでいた。1991年3月当時の時刻表によれば、別府 - 熊本、熊本 - 長崎といった区間便が主体だが、一日で別府 - 長崎を走破する便、別府から阿蘇を観光して別府に戻る便もあったり、一部は途中に熊本市内遊覧(熊本城・水前寺公園)も経路上に組み込まれていた。なお、元々この路線はかつて九州国際観光バスが運行していたが、同社の解散に伴って九州産交バスが運行するようになった。 九州産交バスに移管後も暫くは九州国際観光バス時代の便をほぼ継承しており、全ては九州横断道路を通るルートとしていたが、のちに黒川温泉への乗り入れ開始や熊本 - 長崎間の廃止などの一部経路変更などを経て、さらに2011年4月のダイヤ改正において運行内容が当時に比べ大幅に変化しているとともに、かつては阿蘇山西駅で食事付きで阿蘇山観光ができる90分間の休憩も一部便に設定されていたが、2014年4月のダイヤ改正で廃止された(後述)。 現在は熊本を基点として、別府、由布院、黒川温泉、阿蘇駅前という系統(発着順不同)。が各1往復ずつ、合計4往復運行されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「九州横断バス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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