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KT-500形気動車(KT-500がたきどうしゃ)は、くま川鉄道が保有する鉄道車両(気動車)である。 == 概要 == くま川鉄道が開業した1989年から運行しているKT-200形が老朽化しており、置き換えのため本形式の車両を導入することになった。2014年1月に新潟トランシスによりKT-501〜KT-503の3両が製造され〔くま鉄新車両「田園シンフォニー」お披露目 - 読売新聞、2014年1月23日〕、KT-201・202と置き換えた。さらに、同年12月にはKT504・505の2両を増備した〔人吉 - 湯前「田園シンフォニー」発車 くま川鉄道の新型車両[熊本県] - 西日本新聞、2014年3月8日〕。通常運行のほか、観光列車「田園シンフォニー」(後述)として運行される。 前面左右の窓の上部にそれぞれ前照灯を2個ずつ配し、貫通扉の上部にLED式の行先表示器を設け、前面窓下に尾灯を配置している。列車情報制御装置TICSを装備し、運転台にはくま川鉄道で初のワンハンドルマスコンを採用している。また、地元産の木材(ヒノキ)を多用した車内設備が特徴となっている。座席はソファやカウンター席もあるセミクロスシート。各車両便所付きである。車体は18m級である〔鉄道ファン2014年4月号〕。 KT-203「KUMA1」、KT-103「KUMA2」と同様、水戸岡鋭治がデザインを担当。「人吉球磨盆地特有の四季をイメージ」〔楽しい旅と企画列車 - くま川鉄道〕して、車両ごとに季節のテーマを設定し、車体色や内装を変えている。 * KT-501 : 「冬」(茶) * KT-502 : 「秋」(赤) * KT-503 : 「春」(ベージュ) * KT-504 : 「夏」(青) * KT-505 : 「白秋」(白) くま川鉄道湯前線の沿線が田園地帯であることから、各車両共通のデザインとしてベートーヴェンの交響曲第6番「田園」をモチーフにしており、車体にはト音記号をアレンジしたマークと「田園」の一節を表す音符が描かれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「くま川鉄道KT-500形気動車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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