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倩兮女[けらけらおんな]
倩兮女(けらけらおんな)、けらけら女は、鳥山石燕による江戸時代の妖怪画集『今昔百鬼拾遺』に描かれている日本の妖怪。
== 概要 == 着物姿の巨大な女性が、塀越しに口をひらいて笑う姿が描かれており、石燕による解説文は以下の通り添えられている。
楚の宋玉というのは、中国南北朝時代の詩文集『文選』巻19に載る「登徒子好色賦」に記されているよく知られた逸話で、美男として有名な中国の文人・宋玉が「自分は決して好色ではない、隣に住んでいた国一番の美女が牆(かき)からその姿を見せ、3年間のぞき込まれ誘惑され続けたが心を動かした事は一度も無かった、私のことを好色と称する登徒子(とうとし)こそ好色である」と王の前で反論した故事(宋玉東牆)を引いているもので、塀(墻・牆)からのぞき込んでいる姿をその故事中の美女に比しており、石燕はこれをもって「倩兮女」を多くの人を弄んだ淫婦の霊ではなかろうかと述べている〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「倩兮女」の詳細全文を読む
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