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こぎん刺し : ウィキペディア日本語版
こぎん刺し[こぎんさし]
こぎん刺し(こぎんさし)とは、青森県津軽に伝わる刺し子の技法のひとつであり「刺しこぎん」とも呼ばれる。
津軽地方では、野良着の事をこぎん(小布、小巾とも)と呼んだためこの名前がついた。
一般に青い布に白い木綿糸で刺す。
他の刺し子との違いは縦の織り目に対して奇数の目を数えて刺すことである。
偶数の目でさすと青森県南部菱刺しになる。
こぎん刺しの研究家・衣類の収集家としては民俗学者田中忠三郎が挙げられる。
== 歴史 ==
津軽地方では綿の栽培ができなかったため、手軽に綿製品を使えなかったことと、
1724年享保9年)「農家倹約分限令」により、農民は仕事着、普段着において木綿が禁止され、麻布を着ていた。
しかし麻は繊維が荒く、津軽地方の冬の寒さを防ぐことができなかった。
そのため、明和1764年頃)になり木綿の糸が手に入るようになると、農家の女性が競うように麻の糸で布目を埋めて刺繍をして、暖かい空気を服の中に留め、快適な被服気候を保った。
刺繍を細かくすることで、肩に背負う籠ヒモからの摩耗を防ぎ、装飾性の向上にもつながった。
こぎん刺しが施された着物は昭和初期柳宗悦らの民藝運動で再評価された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「こぎん刺し」の詳細全文を読む



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