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すすき : ウィキペディア日本語版
ススキ

ススキ(芒、薄、)とは、イネ科ススキ属の植物尾花ともいい秋の七草の一つ。また(かや。「」とも書く)と呼ばれる有用植物の主要な一種。
野原に生息し、ごく普通に見られる多年生草本である。
== 特徴 ==
高さは1から2m。地下には短いがしっかりした地下茎がある。そこから多数の花茎を立てる。は細長く、根出葉と稈からの葉が多数つく。また、ケイ酸を多く含むため堅く、縁は鋭い鉤状になっているため、皮膚が傷つくことがある。
夏から秋にかけての先端に長さ20から30cm程度の十数本に分かれた花穂をつける。花穂は赤っぽい色をしているが、種子(正しくは穎果・えいか)には白い毛が生えて、穂全体が白っぽくなる。種子は風によって飛ぶことができる。
日本には全国に分布し、日当たりの良い山野に生息している。夏緑性で、地上部は冬には枯れるのが普通であるが、沖縄などでは常緑になり、高さは5mに達する。その形ゆえに、たまにサトウキビと勘違いする観光客がいる。国外では朝鮮半島・中国・台湾に分布するほか、北米では侵略的外来種として猛威をふるっている(日本にセイタカアワダチソウが侵入したのと逆の経路で伝播)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ススキ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Miscanthus sinensis 」があります。



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