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吸物(すいもの)は、だしを塩や醤油、味噌などで味付けたつゆを、魚介類や野菜などの実(み)とともに吸うようにした日本料理〔 吸物〕。羹(あつもの)とも呼び〔 吸物〕、酒の肴となる広義のスープ料理。〔『四季日本の料理 春』講談社 ISBN 4-06-267451-3〕 == 概要 == 有職料理のひとつに吸物がある。この吸物の一例として餅を実としたものがあるが、雑煮とはせず吸物とされている。〔『四季日本の料理 秋』講談社 ISBN 4-06-267453-X〕 本膳料理では汁物とは別に吸物が、吸物膳で提供される。懐石や会席料理での煮物には吸物が多く用いられ、椀盛りや煮物椀ともよばれる。また箸洗を小吸物ともよぶ。また卓袱料理では、尾鰭(おひれ)と呼ばれる吸物から食べ始める。 これらのように一汁三菜での汁ではなく、菜あるいは肴に分類される。 〔『四季日本の料理 春』講談社 ISBN 4-06-267451-3〕〔『四季日本の料理 秋』講談社 ISBN 4-06-267453-X〕〔日本国語大辞典、小学館。〕 酒の肴として供するものは「吸物」、飯と供するものは「汁物」と呼び分けている〔飯野亮一『居酒屋の誕生』ちくま学芸文庫 2014年、ISBN 9784480096371 pp.249-251〕が、塩や醤油によるすまし仕立ての汁物を吸物と混同する場合もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「吸い物」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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