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すやり霞(すやりがすみ)は、大和絵特有の、ある種の表現手法の通称である。 画面の随所に“霞”を描き込むことによって、余白的効果をもたらして画面が煩雑になるのを避けたり、同一画面内で複数のシーンを共存させ、シーンからシーンへと自然な形で遷移させるような効果をもつ。 元来野山にかかる雲や霞を不定形のもやもやで表現したものであったが、絵巻物などに多用されるなかで次第に様式化され、一定のフォルムをもつに至った。同時に「雲」や「霞」という本来の意味は失われ、もっぱら画面構成上の手法として、ときには単なる“お約束”として、描かれるようになったものである。槍霞(やりがすみ)ともいう。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「すやり霞」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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