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『花物語』(ハナモノガタリ)は、西尾維新による青春怪異小説。〈物語〉シリーズ第6弾(通巻では9巻目にあたる)として講談社BOXレーベルより2011年3月31日に発売された。イラストはVOFAN。 == 概要 == 現代の怪異を描き、大ヒットした『化物語』のその後を描いた物語シリーズ新章(シーズン2)の第3弾。話数表記およびサブタイトルは第変話「するがデビル」となっている。『化物語』の第三話「するがモンキー」に登場しバスケットボールに情熱を燃やしていた少女・神原駿河(かんばるするが)が遭遇した新たな事件が語られている。箱絵には髪を伸ばして二つに縛った駿河が描かれている。 舞台となっているのは従来のシリーズ作と同様に私立直江津(なおえつ)高校とその近辺の田舎町だが、時系列的にはシリーズ中で最も未来にあたる。『化物語』の時は高校二年生だった駿河が進級し、三年生になった春の話となっている。『化物語』の主人公だった阿良々木暦(あららぎこよみ)やヒロインの戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはら-)をはじめとした既刊のレギュラーキャラクターは軒並み直江津高校を卒業しており、駿河の同級生をはじめ新たな登場人物が中心となって物語が展開する。本作は駿河の視点で描かれており、彼女の内面が深く掘り下げられている。テーマは人間関係とされており、既刊の登場人物については意外な一面が描かれている。コメディパートは少なく、全体にシリアス寄りの内容となっている。 本作の発売日前後に新宿、秋葉原、名古屋、大阪、福岡、札幌の6都市の街頭ビジョンでCMが放映された。CMの内容はひたぎが本書の紹介をするというもので、ナレーションはアニメおよびドラマCDでひたぎ役を演じた斎藤千和が務めた。 オリコン調べによる本作の売上は初週約10万部で書籍部門のランキングでは初登場1位となった。2011年4月25日までの3週間で累計15万部を販売している。 他のシリーズ作品同様にアニメ化が予定され、2014年8月16日全5話で放送された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「花物語 (西尾維新)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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