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掃除機(そうじき)は、ゴミやホコリを容器内に回収する電気製品(清掃用具)である。しばしば電気掃除機ともいう。 == 概要 == ;方式 :様々な方式(タイプ)がある。 :広く使用されている方式は、送風機により負圧(陰圧)を作りだして床などのや埃や塵やゴミを吸引し、エアフィルターで埃・塵・ゴミ類と空気を分離し、ゴミだけを容器内に回収するタイプである。陰圧を用いるタイプは英語では「vacuum cleaner ヴァキュームクリーナー」などと呼んでおり、その影響で(あくまで陰圧であり真空ではないのだが〔ただし、JIS Z 8126(真空用語)にあるように、工学的には「通常の大気圧より低い圧力の気体で満たされた空間の状態」を真空と呼ぶこともある。〕)日本語でも「真空掃除機」と呼ぶことがある。近年では、主として渦(遠心力)を利用して空気と埃・塵類を分離する方式(サイクロン方式)のものの割合も増えている。→#方式 ;歴史 :最初の(非電気式の)真空掃除機は1868年に米国のアイヴス・マガフィーによって発明され、最初の電気式掃除機は1901年イギリスのヒューバート・セシル・ブースによって発明された。→#歴史 ;モーター :真空掃除機に使われている一般的なモーターは、始動トルクが大きく高速回転が可能な交流整流子電動機(または直流整流子電動機)であり、整流子としてカーボンブラシを使ったものがほとんどである。カーボンブラシが磨耗し切るとモーターが回転しなくなるが、家庭用掃除機においては、モーターの寿命イコール製品寿命と考えてよいほど、モーターの寿命が長めに設計されている。もちろん、カーボンブラシを交換すればさらに長く使える。また、カーボンブラシなどを使わないブラシレスモーター方式の掃除機もあるが、コストパフォーマンスを考えると家庭用というより特殊な業務用に適した方式である。 :一般に真空掃除機のモーターは、小型でありながら消費電力が大きいため、発熱が激しく、吸引した大量の空気をモーターに導いて冷却に使用しているのがほとんどである。このため、液体や導電性粉塵を吸引すると、一部がモーターまで達して故障する恐れがある。冷却方式を工夫して液体や導電性粉塵を吸引できる吸水真空掃除機もある。 ;日本の品質表示規程上の扱い :日本の電気機械器具品質表示規程では「電気掃除機」という名称で呼ばれており、家庭用品品質表示法の適用対象となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「掃除機」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Vacuum cleaner 」があります。 スポンサード リンク
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